いきもの散歩・てふてふ天国 その8・がっつりアゲハ&ルリタテハ!

身近な幼虫、ナミアゲハとルリタテハ。すんごく見せて頂きました♪
D80で撮影

画像をクリックすると大きい画像がみることができます。 


ナミアゲハ編
基本、放し飼い
瓶に山椒の枝を挿し、幼虫をとまらせます。
逃亡対策に、水を張った2周りほど大きい容器に、瓶を入れます。 
幼虫の間は、食べるのに熱心で、水を越えてまで逃亡を図る事はありません。糞も水に落ちるので、処理が楽です。
毎朝、餌を変える時も、手で移す必要はありません。新旧一緒に挿しておけば、おいしい新しい枝に勝手に移ります。
幼虫は、蜂などに寄生される前のなるべく小さいうちに取り込みましょう。
元気にもりもり食べ、逃げもせず育ちます。
前蛹
しかし、蛹になる時は違います。納得できる場所を探して水を越え、旅に出ます。
これは、割と手近で納得した例。飼育瓶の隣のペン立てで蛹化
前蛹
時には、思いもかけないほど遠征していて、家族の悲鳴につながります。
この子は下駄箱の中に決めたようです。
前蛹
どこが気に入るかは、彼ら次第
壁が気に入った?

おでこがかわいい前蛹は、あっという間にかたまってしまいます。

気の毒ですが、この子は寄生されていたようです。
横に寄生していた者が出て行った穴が
羽化
糸が切れてしまい、メモ帳の上に転がっていた蛹が羽化する様子をgifアニメにしました。
 
休憩
大仕事の羽化を終え、排尿した後、一休み
翅を広げました
さようなら
しばらく休んだ後、飛んでいったようです。



ルリタテハ編
うちでの通称・毒毛虫、ルリタテハの幼虫をゲットしてきます。
飼い方は、ナミアゲハと同じ、花瓶&お堀方式

 
大小、ぞろぞろいます。
幼い子は黄色ベース、育つと赤ベースのボディカラー♪
随分大きくなりました。
この頃になると、一日中、一晩中、しょりしょり食べる音が続きます。
前蛹
ぶら下がって、蛹化の体勢に
もぞもぞ、ぬぎぬぎと、毒毛虫の皮を脱ぎます。
おもしろい!!その後、皮はぺっと捨てました。

 

半光沢の蛹に変身!

 
危ない!まだ食べ盛りの幼虫が、蛹のいる葉を食べちゃう!
慌てて、別の餌に幼虫に移動してもらいました。
二日後、もう1匹蛹化
こっちの子は、体のベースカラーがちょっと黄色っぽかったので、前蛹体勢になっていて驚きました。

背中に2つの金ボタン
メタリックな金色の部分があります。なぜ!?
9月24日、1羽目が羽化していました。

次の日、もう1羽も羽化
木肌色の裏翅が、渋く輝いています。
さらに次の日、最後の子が羽化
正常に羽化できた子は、みな食草で蛹化しましたが、寄生されていた子は、苦し紛れにでしょうか、 随分遠くまで逃走していました。見つかった時、上半身は幼虫のまま、下半身は蛹になってもがいていました。
自然の摂理とはいえ、目の当たりにすると衝撃でした。
手に乗ってくれた子
表翅の美しさにうっとり。ありがとう、さようなら!

 
 

「芋虫、キモチ悪〜い!」と、敬遠しがちなお母様、こどもたちが連れてきたら、
ほんの2・3週間付き合ってあげてください(後半1週間は蛹だから、動きません。お世話要りません)
きっと、オドロキに愛しさが味わえますよ。
正面玄関
狐茶屋